プライベート日記 |
折檻…1 |
![]() ![]() 私は高校を卒業してからずっとこの家のメイドとして働いておりました 奥様がお若くして病気で他界されてからは家事の一切できないご主人様のために私は住み込みで働くこととなりました しかしグズでのろまな私はしょっちゅうご主人様の逆鱗に触れるようで毎晩のように折檻されます 今日はご主人様にお茶を淹れようとしてこぼしてしまいまだお読みになっていない新聞を濡らしてしまいました 「す…すみませんっ…ご主人様」 慌てて布巾で拭きます その場ではご主人様は何もおっしゃられません 冷ややかに一瞥をくれるだけです 「申し訳ございません…お許しください」 私は必死で頭を下げます ご主人様は相変わらず黙ったまま私を見つめるだけです きっと、今夜はどのように私を折檻しようか…考えておられるのでしょう 目を細めてニヤリと笑われる時もあります 私は夜の事を思うと怖くて涙が出そうになります 何もおっしゃられないので仕方なく私はテーブルを片付け新しいお茶を用意して台所に戻りました手がプルプル震えます お風呂の用意をしてご主人様が入浴を済まされ寝室に入られると私はご主人様にご挨拶をして その日の仕事が終わります 終わりなはずでした しかしここのところご主人様はご入浴後書斎に入られます 必然的に私は書斎にご挨拶に行きそこでその日の反省会が始まるのです 私がしでかしたヘマを言い延べさせられ そして「お仕置き」と言うことで私は折檻されるのです その日もご主人様は書斎に入られました 私は片づけを終えると絶望的な気持ちでご主人様の書斎をノックしました 書斎とは申しますが仕事関係のものはほとんどなくご主人様の趣味のもので埋め尽くされている 言わばホビールームです 重厚なガラス扉のついたマホガニーの書棚には一見何に使うのかわからないような道具が展示するように並べられています 私は本当に無知でおぼこな娘でしたのでその道具たちを見ても何の興味もなく感情も沸きませんでした 触ると叱られますのでその書棚自体に近寄りもしません それがこの毎晩のように繰り返される折檻でそういうことに使われる道具だと否が応にも知らされることとなりました いえ…体感させられると言った方がいいでしょうか 今夜もゆったりとしたチェアーにふんぞり返るようにご主人様はかけられ葉巻を燻らせながら私に冷ややかな視線を送って来られます うなだれながら自ら今日の反省を述べるのです 「本日は、お茶をこぼしてしまいまだご主人様が読まれていない新聞を台無しにしていまいました 申し訳ございません」 言いながら怖くて涙が出てきます 「それだけかい?子豚ちゃん」 続きは明日? るなも、優しくいじめて? ![]() ?るな? |