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こんばんは。お疲れ様です。
今回はちょっと長いかもしれない
「夜空ノムコウ」です。
雑誌「ニュートン」と「ナショナル ジオ
グラフィック(日本版)」の両最新号で、
同じトピックが特集として、取り上げられていました。それは、ヒトとブタの間での
「異種移植」についてです。
こんなことって本当?にないんですよね。
よっぽど凄いことなんですかね?
私も2024年の2月から「異種移植」については
何回か綴っていたので、気になる
トピックでした。
「異種移植」について、いちばん
気になるのは
「ブタの臓器をヒトに移植して、
本当に大丈夫?」
というところではないでしょうか
(なぜ、ブタをドナーにブタを選んだかについては、2025年3月11日の「夜空ノムコウ」に
綴りました)。
なので、その辺りについて綴ります。
めっちゃハショるよ。 でもついて来て?
〈超急性拒絶反応の問題〉
○「異種移植」での3つの免疫拒絶反応
@急性拒絶反応
A慢性拒絶反応
・Bに比べて反応が遅い
・薬や治療法の開発が進んでいる
B超急性拒絶反応
・移植後、数分?数時間後に起きる
○Bが問題 Bが起きる原因
◎ヒトにブタの臓器がそのまま移植されると
○ブタの細胞は※α-G

al(以下αと略します)
を持っているけど、ヒトの細胞はαを
持っていないので
@ヒトの体内でαが異物であると認識される
Aブタ由来のαとαに対するヒトの抗体が
結合して「補体」となる
B「補体」どうしが合体する
C Bがブタ由来の臓器の血管の壁の細胞に
穴を開ける
D血液が固まって血栓が作られ、血流が
途絶えて臓器が死ぬ
〈超急性拒絶反応を防ぐために〉
◎遺伝子の編集と体細胞クローンの技術で
αを持たないブタを作る
@ブタの体細胞を取り出して
遺伝子を編集する
(注意したいのは、この段階での遺伝子の編集で、いきなりαを持たないようにするわけではないのです)
A核を除去したブタの卵子と@を融合する
BAの卵子から「胚」を作り、
クローン技術を用いて複数個作る
CBを代理母ブタの子宮に受胎させ、
胎仔まで育てる
DCの胎仔から体細胞を取り出して
遺伝子の編集を行う(@とは違う編集)
E@?Dを繰り返して、遺伝子編集が
終わったらドナーブタ
(αを持たない子豚を産む母豚)になって
ここでできた子豚の臓器を患者に移植する
え? ちょっと待って?
随分たくさんのブタさんが犠牲になるのですね
なんだかやっぱり、かわいそうですね?
それから、遺伝子の編集って、
どんなことをするのか、気になりませんか?
それらについては、次回に綴りますね。
見やすいかな? と思って、
箇条書きにしてみたけど、やっぱり
読みにくかったかも…(泣)
最後まで読んでくださって
ありがとうございました。
※アルファガラクトース糖鎖抗原
(α-Gal:アルファギャル)
それではまた… 高倉 洋子