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こんばんは。お疲れ様です。
「長い」「つまらん」「色気がない」
のコーナーです(笑)
前回は、関西万博で展示されている
「ミニ心臓」について綴りました。
心臓にシートを貼って、心筋の動きを
蘇らせるって感じのトピックでしたね。
それとは別の方法で、心筋の動きを
取り戻す研究が進んでいます。
今回は、それについて綴りますね。
ただ、今回のトピックのもとは、
2021年の4月のものなので、
もっと進んでいるかもしれません。
心臓の再生♪
まず、前提として、
哺乳類は損傷した心臓を修復する機能は
ほとんど持っていませんが、魚類と両生類は
その機能を持っています。
という性質に注目して、
ゼブラダニオ(魚類、熱帯魚としてポピュラーですよね)を用いた実験から、傷ついた心臓を再生する際に関与する遺伝子が※Klf 1である
ということを、国立循環器病研究センター
などのチームが見つけました。
それをどうやって突き止めたか、
簡単に説明しますね。
まず、心臓を損傷した後、時間経過を追ってKlf1の発現変化を調べた結果、心筋細胞の
増加とともに上昇して、再生終了時に
沈静化することが分かったそうです。
続いて、ゲノム編集技術を用いて
心筋細胞の発現の時にKlf1の機能を
抑制したゼブラダニオでは、心筋細胞を
増殖させることができず、再生不全に
なったそうです。
さらに、代謝変化の分析を行った結果、
Klf 1 の発現により、通常のエネルギー代謝が
低下し、代わりに新しい細胞を作る際に
必要な成分の生産が上昇することが
分かったそうです。
Klf 1 が、人などの哺乳類の心筋細胞では、
どの程度通用するか、今後は気になりますね。
生命維持についての性質の発見や
技術の進化が凄くてついていけないです(泣)
また、前回は「蘇生」になりますが、
今回は「再生」になりますね。
(心臓だけに)ドキドキ?です(笑)
最後まで読んでくださり
ありがとうございます。
それではまた… 高倉 洋子
※Klf1とは

Kru(ウムラウト)ppel- like? factorl
の意味です。ウムラウトが表記できずに
分かりにくくてすいませんでした。