夜になると、音がすうっと遠ざかって、自分の呼吸の音だけが耳の奥でぽこぽこ鳴ってるような気がします?
昔、音楽室の前の廊下で、金管の音がにじむ夕暮れの空気を一人で吸い込んでいたことを思い出しました??あの頃は、空の色とか、風の匂いのことを、誰かに話すのがちょっと恥ずかしくて。
いまは、それを大切にできる誰かがいることが、とても嬉しいです??
ほんの少しの時間でも、誰かと視線がふれて、心の奥が“カチッ”って音を立てるときがあります??
たとえばそれが一瞬でも、まるで長い旅の途中で偶然出会った仲間みたいで。どこか不思議な、魔法みたいな感覚??♀?
そんな日々を、何度も思い返しながら、今夜も静かにお布団の中で、レッド・ツェッペリンのイントロを小さく流しています??
夢の中でまた、あのときの景色に会えるといいな。
おやすみなさい?まいか?