それはある日の午後。ポン・デ・リングを2個重ねて食べていたとき、突然の“啓示”が舞花に降りました。
「この食感…これはもう、信仰。」
黒糖の奥深い甘み。ぷるん、もちっ、ぺろん…そして最後にふわっ。それはもはや、人類の五感すべてに語りかける“味覚の黙示録”。
そこからです。毎週金曜日の午後3時を“もちもち礼拝”と定め、黒糖×プレーン×チョコの三柱神(スリーポンデ)に祈る時間ができたのは。
祈りの姿勢は以下の通りです。
・ドーナツを割らずに指ではさみ・レジで一礼・レジ袋の温もりを手で感じること・歩きながら匂いを嗅がないこと(試されます)
そして、食すときには静かに唱えるのです。
「ポンにして、デにして、リングなり──」
この儀式を完了させた者には心の穴がふんわりと埋まり午後の憂鬱すら黒糖の甘みに変わるでしょう。
ちなみに最近は、“ポン・デ・リングの中央の穴”をのぞきながら願いごとをするのがマイブームです?(願いが叶うかは未知数ですが、幸福度は確実に上がります)