| プライベート日記 |

| 闇に浮かぶそのからだ |
こんばんは![]()
今日ね お出かけしてきました![]()
…そこで、ムラムラと![]()
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高層階の展望屋外。
静寂に包まれたその場所で、彼女はガラス窓に寄り添うように立っていた。
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かたわれどき――
昼と夜の境目。
空が朱と藍に割れる時間。
彼女の輪郭が、まるで幻想のように霞んで見える。
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タイトなワンピースの背中には、彼女の体温が透けていた。
沈みゆく太陽が、その肌に最後の火を灯し、
まるで焔のように俺を誘う。
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「……見て。綺麗でしょ」
彼女が囁くと、口元から甘い吐息が零れた。
声の端にかすかに混じるのは、夜を迎える女の色香。
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その横顔を見た瞬間、俺の中の理性が緩みはじめた。
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背後からそっと近づき、
腰に手を添えると、彼女はわずかに身を捩る。
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「……もう、こんなとこで……」
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抗う声のくせに、
彼女の身体は俺の指先にじんわりと溶けていった。
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窓に手をつき、胸元がわずかに開く。
その隙間に顔を埋めると、彼女の香りが鼻腔に広がる――
甘くて、湿っていて、夜を孕んだ匂い。
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スカートの裾をたくし上げると、
太腿の内側はすでに熱を帯び、柔らかく震えていた。
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「……見えるよ。下に街が、あんなに灯ってるのに……」
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わざと耳元でそう囁くと、彼女の膝がかすかに揺れる。
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視線の先――
闇に沈む都市。光に包まれた世界が、俺たちを見下ろしている。
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けれど、この高層階の展望台で
俺たちは確かに、夜景の中に交わっていた。
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見られるかもしれないというスリルが、
彼女をより艶やかに、より淫靡にさせていく。
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ガラス越しの都会の光が、
汗ばむ背中を照らし、ふたりの影を重ねる。
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俺は――
その艶めいた肢体を抱きしめ、
夜の闇へと、彼女を堕とし込んでいった。