| プライベート日記 | 

| 彼女だけじゃなかった | 
イチャイチャ 
  
好きだなぁ
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触れた瞬間、わかった。
彼女の肌は、俺の指を待っていた。
わずかに触れただけで、
体の奥から熱が吹き出すような反応を返してくる。
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首筋、鎖骨、胸元。
ただ撫でているだけ。
服の上から、それもほんの指先で。
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それなのに、
彼女の呼吸はどんどん浅くなっていき、
吐息が熱を帯びて、喉の奥で震え始めた。
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その変化を見ているだけで、俺の喉も渇いていく。
手のひらが汗ばむほどに、興奮していた。
けれど、まだ触れない。
中心には、絶対に指を伸ばさない。
彼女の反応を、もっと引き出したくて。
?
──どこまで、焦らせれば壊れるんだろう。
?
そんなことを考えている自分がいた。
彼女を愛してる。
でもそれとは別に、
彼女の快楽に引きずられて、
自分の中の“獣”が目を覚ましはじめているのも、感じていた。
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布越しに胸の先端をなぞると、
彼女の脚がピクリと跳ねた。
あの動きだけで、俺の下半身は張りつめる。
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まだ、そこには口も舌も使っていない。
それなのに、彼女は自分でも制御できない熱に翻弄されている。
そして俺は、それを見て、ますます欲情していく。
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こんなふうに、
触れているだけで崩れていく彼女の姿が、
とんでもなく……エロい。
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俺の動きに合わせて、彼女の身体が微かに揺れる。
吐息が漏れ、唇がかすかに開かれる。
何度も目を伏せるたび、
羞恥と快感がないまぜになった彼女の顔が、俺の理性を削っていく。
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──このまま、全部、奪いたい。
?
けれどまだ……
ほんの少し、彼女が壊れきるその瞬間を、
じらし続けたい欲望も、同時に膨らんでいた。
?
心が疼く。
息が乱れる。
自分の中の“冷静”が、熱に押されて溶け始めているのがわかる。
?
俺を狂わせているのは、
彼女の声でもなく、肌でもない。
?
ただ「触れているだけで感じてしまう」――
そんな、どうしようもない彼女の反応だった。
