最近一気読みした漫画! 「みいちゃんと山田さん」
障害もちの女の子のみいちゃんと毒親家庭出身の山田さん、それぞれ属性の違う女の子がキャバクラ勤務を通じて仲良くなるお話です(鬱漫画だから嫌いな人は調べちゃダメだよ!)
以下ネタバレ注意かも〜♡♡
知的障害をもつみいちゃんは殺されることが確定しているキャラクターなのですが、とにかく救いが…ない! 近親相姦で生まれたみいちゃんは障害を持っていて、何をしても上手くいかなくて生きていくだけでも大変
本来なら福祉に頼るべき子なのですが、親がまず自分の障害を認めたがらない(障害特性の強い人ほど、認めたがらないのはよくありますよね♡)ため、みいちゃん自身も自分が障害を持っていると認めたくなくて、学校でも特別学級ではなく普通学級(かつ、不登校)
対比として自分の障害を認めて作業所に通う「ムウちゃん」というみいちゃんの友達も出てきますが、ムウちゃんは昔は風俗で働いたり立ちんぼをしていたけど、ケースワーカーさんの管理下に置かれてからは「もう絶対立ちんぼなんかしない、戻らない」と言っていて、明らかに人生が好転しています
そして、ムウちゃんに関しては親がまず「特別学級に入れることも考えたけど色んな人間に触れて言語野が発達するといいなと思って」とムウちゃんのために普通学級を選んであげる、良心的な親御さんでした(もちろんムウちゃんの障害特性も理解しています)
対するみいちゃん、親自体が兄妹間の近親相姦、どちらも障害持ち、本人も重度の知的障害、DV彼氏にお金を貢ぐためにキャバと立ちんぼの掛け持ち… す、救いが無さすぎる!
ただ、これってある意味風刺だとも思うんですよね 親御さんが理解あるかどうか、本人に自覚と直す意思があるかどうか、そこが運命の分かれ目なのだと
まだ未完ですが、作中できちんと支援を受けてからのムウちゃんは幸せそうで、対するみいちゃんは「満たされない自分を誤魔化すためにDV彼氏や性行為・性行為目当てによってくる男性たちに依存している」という対比です
救いのない話ですが、この漫画を読んで障害に理解が深まる人も多いんじゃないかなあと思うある種啓発的な漫画で、面白かったです♡♡ 何よりみいちゃんは最後死んでしまうのが確定していて、本当にムウちゃんと比べてなんの救いもない…♡♡
そんな可哀想なみいちゃんに、同情心だけではなく友情を感じる山田さんにとって、みいちゃんの死はどんな風に映ったのか DV彼氏を目の当たりにした時、枕してるのを目の当たりにした時、みいちゃんの様々な「痛み」に触れた時の山田さんの表情には心にくるものがありました
社会の闇に触れたい気分の時におすすめ…かな?笑 結構こういうドロドロした漫画好きなんです(♡ ♡ ♡ ♡♡)
何より絵柄がめっちゃかわいくてみいちゃんが本当に可愛いんです! どれだけ障害持っててもある程度かわいくて若い女の子だとなんとか生きていくことだけはできてしまうからそれはそれで考えものだなーと思わされましたね♡
たまにはこういう読書も如何でしょうか? 私も身内に変わった特性の子がいるので、結構関心はあります♡
ではでは今日も18時からよろしくお願いします♡
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