2025/8/15 14:11
多分あれは遅効性の回復魔法やったんや

結構前の出来事を何故か思い出した。 半年くらい前の紅葉の季節に、岐阜の付知峡ってところにハマってた時期があってさ。 たぶん毎週行ってたと思う。 付知峡堪能したらそのまま下呂にも行ってた。 別に何かがあるって訳でもないし、季節的に景色がかなり綺麗で、栗きんとんも美味しいし道も普通に楽しめる。 遊園地のアトラクションに乗るような楽しさではないけど、どうしようもなく楽しかった。 それに今みたいに真っ当な生活リズムの上で生きてなかったから、かなり寝付きが悪くてどうやったらスコーーーーンと寝られるのか悩んでたのもあったなぁと。 朝早くに起きて下呂方面に出発したら下道でトコトコ走って、途中の東白川村っていう道の駅で休憩するのがいつものパターンやった。 ![]() ツチノコで有名な道の駅で、ツチノコまんじゅう?が売ってる。 ![]() 写真探してみたらツチノコの面影もなかった。 むしろなんでこのタイミングで写真撮ろうと思ったのか分からん。 ツチノコ食べて適当に休憩したら出発して、目的地っていう目的地も無く走る。 ちょうど良い時間になったら帰路につきながらそのままお店に出勤してた。 1日400kmとか走ってたかな。 そんなのをほとんど毎日やってたと思う。 そうするとさ、夜にすぐ寝れるんよ。 ほとんど気絶やね。 やからすぐ寝れるほど自分を疲れさせるためには、毎日コンスタントに400km近く走ってお店に出て帰ってくるくらいじゃないと駄目なんや!って気付いた。 とんだ体力モンスター。 その上でレッドブルかモンエナ飲んでパワー充填してるからほとんどバーサーカー。 そのときには下呂・中津川方面に行くことがほとんど日課になってたな。 とある日に、いつもと同じように道の駅でトイレ休憩したあと、ベンチでお茶飲みながらボケーッと自分のバイクを眺めてると、さっきトイレ休憩したときにすれ違ったお姉さんが隣に来て、お姉さんもまったりお茶飲んでた。 平日やからか、紅葉シーズンにも関わらず人が少ない。 じいちゃんの家の縁側で猫とのんびりしてるような、そんなのどかな空気を味わってたら、隣のお姉さんに話しかけられた。 「ハンドヒーリングって知ってますか?」 耳を疑った。 多分聞き間違いやろう。 「ハンドヒーリング、ご存知ですか?」 いやそれ聞いたねん。 聞いた上での困惑やねん。 出先で女の子の友達出来る?!って淡い期待抱いたうちの純情返せ。 「いや、知らないです…(^^;)」 「ハンドヒーリングって言うのは、手に気を集めて心だったり身体だったり、不調だなって思ってるところに当てると軽くなるんですよ!」 逃 げ ら れ ぬ 。 さっきまで感じてたのどかさは一変して、言い知れぬ非現実的な雰囲気に言葉が出なかった。 普段お店であれほど喋るというのに。 美人なお姉さんの圧ほど怖いものはない。 知らない人とコミュニケーションを取ることにおいて、それなりに自信があると思っていた自分は思い上がっていたことを知った。すまん。 「良かったらやりましょうか??」 屈託のない笑顔、畳み掛けるお姉さん。 「えっ!いいんですか?」 あかーーーーん!!!!! 断らな!!! いいんですかやあらへんやん何言うてんの、うち!!!!!!詰んだーーーー!!!! 「どこか不調なとこあります?😃」 「………………………肩こり…ですかね」 精一杯やった。 「じゃあ、やっていきますね! 楽にしてて下さい」 ![]() 多分こんな感じやったと思う。 うち真顔。 平日でよかったと思った。 ヒールされた感覚もなく、特に何もない。 何だろうこの時間は。 何なのだ。 何が起きているのだ。 「終わりました!!!! どうですか?」 無いのwww 効果がなんにも無いのww あれかな、疑ってかかったから?? 信じてないと効果半減??? 信じぬ者は救われぬ的な?? あんだけ頑張ってくれたお姉さんに対して、効果無いですねなんて言えるわけ無いやん?! むしろおんの? ねえ、言える? いやーー変わんないっすねww って言えるのか?!? 無理よ!!(_´⊙ω⊙`)_ 肩とか回して 「あ、ちょっと軽くなったかも…」 んなわけあるかwwwwwww ばかか!www しんどいわwwwww お姉さん満足そうやしまあええかって思って、挨拶して帰ろうとしたら別れ際に名刺渡されたwwww ![]() HEY! とちゃうねんwwwwwww それから二度と東白川村に行くことはなくなったよ!!!!!!!! あのお姉さん今もどこかでハンドヒーリングしてんのかな?? ちなみに、ここがハンドヒーリングされたベンチ ![]() 和www 和とハンドヒーリングwww |