2025/9/22 23:31
描くよ

猫柱とのなれそめ とある雨の日、私はマックスバリュに向かっていた。 傘はおちょこ型にひっくり返るし、靴下はすでに水槽状態。 それでも「半額シール」のために進むしかなかったのだ。 ――その時。 赤ちゃんの鳴き声がした。 ……と思ったら、現れたのは猫。 ちっっっさくて震えてて「ここマックスバリュだぞ?」 気づいたら私は自分の買い物リストを投げ捨て、カゴいっぱいに猫用品を詰め込んでいた。 キャットフード、猫砂、謎のネズミ型おもちゃ…… もはや「半額シール」より「猫柱」の命が大事案件。 帰宅後。 床に降ろすと、猫は部屋を爆速で駆け回り―― カーテンよじ登り事件、スリッパ強奪事件、そして謎のドヤ顔。 あの日から、私の生活はすべて「猫柱中心」に回り始めたのであった。 ――まさか雨の日のマックスバリュが、人生最大の分岐点になるとは……。 ザワ……ザワ……。 次回猫柱・初夜の惨劇(トイレ砂まき散らし編) |