2025/8/14 19:44
[お題]from:ビアガーデン好きさん
![[お題]from:ビアガーデン好きさん](https://img3.yoasobi.co.jp/mb/cnv/syame_pic/84595354.jpg?145x435)
お題:外で飲むのと家飲みどっちが好き?に回答♪
せいは、お酒があまり飲めないの
でも、お酒の席は
いつもとちがう顔がみえるから
お酒の席で妄想
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
──喧騒に包まれた店内。
私は一滴も酒を飲んでいないのに、熱を帯びた空気に身体がふわりと緩む。
笑い声とグラスの触れ合う音、その中に混じる彼の低い笑い声が、耳の奥を甘く震わせる。
視線を送ると、彼はもうずいぶん酔いが回っているようで、頬が薄紅に染まり、目元がとろんとしていた。
その表情だけで、胸の奥がじん、と疼く。
席を立ち、彼の方へとゆっくり近づく。
──偶然を装って。
わざと肩が触れそうな距離で身体を寄せ、ほんの少し足元をもつれさせた。
「きゃ…っ」
小さく声を上げ、わざと彼の腕にぶつかる。
その拍子に、彼の手元のグラスが傾き、琥珀色の液体が私の胸元へと流れ込んだ。
薄いブラウスの内側を、冷たくて甘いアルコールが伝う。
わずかな冷たさはすぐに体温で温められ、布越しに肌へと染み込み、胸の谷間をなぞるように滑っていく。
思わず背筋が震えた。
「ご、ごめん…!」
彼の手が慌てて私の胸元へ伸びる。
その指先が、布越しに濡れた部分を押さえるたび、柔らかな感触を確かめるように触れてしまっているのがわかる。
──酔っているせい、そう思い込もうとしても、彼の視線が胸元から離れない。
私は、唇の端をゆっくり持ち上げた。
「……ふふ、どうしてくれるんですか?」
甘く囁きながら、わざと一歩近づく。
ほのかに漂うアルコールの香りと、互いの体温が混ざり合う距離。
その瞬間、彼の瞳が、完全に私だけを映していた。
外に出ると、夜の空気が一気に肺へ流れ込んだ。
夏の夜特有の湿り気と、まだ微かに残るアルコールの匂い。
酔いではなく、胸の奥に滞る熱のせいで、息が浅くなる。
「寒くない?」
そう言って、彼は私の背中に手を添えた。
指の腹が肩甲骨のあたりをかすめるたび、濡れたブラウスの冷たさが鮮明になる。
人通りの少ない路地に入ると、周囲の喧騒が遠のき、足音だけが響く。
街灯の淡い光が、私の胸元に張り付いた布を浮かび上がらせた。
その瞬間、彼の歩みが一瞬だけ止まる。
振り返った私の頬に、夜風よりも熱い吐息が触れた。
「……さっきの、見えてた」
低い囁きが耳の奥をくすぐる。
否定しようと口を開くより早く、彼の手が私の二の腕を掴み、背中を壁際へ導く。
冷たいコンクリートに背中が触れた途端、距離がなくなる。
濡れた布越しに感じる彼の指先は、ためらうことなく形をなぞる。
水滴がまだ残る感触が、逆に熱を引き立てていた。
「こんなに……」
彼の吐息が首筋にかかるたび、足元から力が抜ける。
通りの向こうを人影が横切っても、もうどうでもよかった。
私の世界は、この狭い空間と、彼の手の熱だけで満たされていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あなたは、
こんな経験ありますかぁ??
せいの若い頃はね〜
そんなこともあったなぁ