2025/9/14 20:04
音色
今日 ショッピングモールで
ミニライブやってたよ![]()
聞き入ってしまった![]()
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サックスの艶やかな音色が、闇に沈んだ空間をゆっくりと満たしていく。
その一音一音が、まるで舌先で肌をなぞるように、熱く、甘く、そして粘りつく。
唇に触れるリードを咥える仕草。
そこから吐き出される旋律は、息遣いそのものが私の身体を愛撫しているかのように濃密で、濡れた官能を孕んでいる。
低く揺れる音が腰の奥へ忍び込み、鋭く突き抜ける高音が胸を灼き焦がす。
呼吸が乱れ、脚の間にまで痺れるような震えが広がり、座っているだけなのに、すでに抗えないほどの熱を孕んでしまう。
視線を合わせた瞬間、演奏者の目は挑発的に光り、音はさらに絡みついてくる。
甘く、粘り、離さない。
音楽はただの旋律ではなく、私の奥深くを嬲るための指先であり、舌であり、欲望そのもの。
私は椅子に縫い留められるように身じろぎもできず、ただ濡れるような音の奔流に犯され続けていた。
雲井カルテット
せい

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