2025/11/9 10:15
確かでは無いものの確かさ
最近、夕暮れの光を 見るのが好きです 昼と夜の境目で 世界がほんの少しだけ 曖昧になる瞬間 どこからが光で どこまでが影なのか 分からなくなって、 その不確かさに なぜか安心してしまいます 人生って、たぶん その曖昧さの中に あるんだと思います “明るいほう”にいるときも ほんの少し影が混ざっているし、 “暗いほう”に見える時間にも きっと光の粒は ちゃんと散らばっている だから 完全に明るく生きることも 完全に暗く沈むことも たぶんできない 私たちは常に 光と影のあいだを歩いている 曖昧なままで ちゃんと存在している おでんの湯気にも ハヤシライスの香りにも そんな“ゆらぎ”がある気がして 食べることって 哲学に似ているのかもしれません 温かいものを前にすると 人は思考よりも先に安心する その安心の中で ほんの少しだけ 生きる意味を考える 今日もまた 光と影のあいだで息をしている それで、きっと 十分なんだと思います ♡ |

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