2025/7/5 11:32
翻弄される私

朝方──というか、ほぼ夜中から私は震えていた。なぜなら、某SNSで「今日の朝、なにか大きな災害が起こる」っていう、根拠ゼロなのにやたら拡散されてる予言ツイートを見てしまったからである。 (そういうの、夜に見ると何倍も怖くなる現象なに?) で、よりによってそういう日に限って、うちの猫が深夜3時に突然、 「アォオオオオオオン」 とか言い出す。 やめて!?その声!? ホラー映画の「始まりの合図」みたいな声出さないで!? 「これは……来るッ……」 そう確信した私は、眠気も吹っ飛び、枕元の非常持ち出し袋をゴソゴソ確認。 猫のキャリーもすぐ出せるようにして、玄関の鍵チェック、水、電池、非常食、全部チェック。 ついでに猫を見て「逃げるときはこうやってキャリーに詰めるからな、わかったか?落ち着け、私が必ず守る」ってガチ目に語りかけてた。 猫は「何の茶番?」みたいな目で私を見てた。 ……で、朝。 なーんも起きねぇ。 平和でよかったのはそうだけどよ、 こっちは猫と一緒に防災ごっこしてたんだよ♡ 返せ、私の寝不足。 そして猫にも謝ってほしい、深夜の謎ボイス。 ──とにかく、今日は寝不足で出勤中。 何も起こらなかったけど、ちょっとだけ「生きてるって素晴らしい」って思った。 (猫は朝方から、グースカ寝てた) |