日記をポツポツあげたところで、どうにかなるもんでもないだろ。
あ、失礼。 恋女房の無重力、どうもりょうです。
今回も馬の話です。 まぁ皆さん、興味が無いと分かっていても書かずにいられない。 お付き合いください。
少し前の話になりますが、ダートでG1を勝つなど活躍中の現役馬「メイショウハリオ」。 輸送のため、栗東から江戸へ高速に乗って向かう馬運車の中。 エサの牧草をモグモグしていたその時、なんとハリオ君の喉に牧草が詰まり、食道閉塞に。 たまたま気付くも、鼻水やよだれを垂らして苦しむ姿に、なすすべ無しの厩務員と運転手。
「このままではハリオの命が危ない!でもどうすればいいのか…あっ、そうだ!」
サービスエリアのガソリンスタンドへ一直線に滑り込むや否や「ホース、長いホースはありませんか!あったら貸して!」
ホースは馬運車に乗ってるやん、というつまらんツッコミはおいといて。
ホースをハリオ君の口にむりやりねじ込み、大量の水を流し込む。 うげぇぇと牧草を吐き出すハリオ君。 水→吐く→水→吐くを繰り返し、ようやく呼吸が出来る状態に。 運転手の一瞬の判断が奏功し、ハリオ君は何とか一命を取り留めた。
当日はレースに出るために輸送されたものの、ヘロヘロに疲れ果てたハリオ君。 レースは急遽出走取り消しに。 着いた先の江戸で、食道に残った牧草を完全に取り除く処置を再び受け、ライフがゼロになったハリオ君。 馬房にて、お湯でふやかした牧草を貰い(食べたかどうかは謎)、ゆっくり休養。
まさか馬が来るとは、ガソリンスタンドのスタッフも驚いたであろう。 しかもG1馬のサラブレッド。
…おかしいと思ったんだよ。 楽しみにしていたレース、出走取り消しになってんだもん。 裏でそんなことになってたとは…。
今回は色々な幸運が重なって、九死に一生を得たメイショウハリオ。 早い段階で喉を詰めたことに気付いたから良かったけど、数分でも遅れていたら…。 松本オーナーも胸を撫で下ろしたことと思います。
ハリオ君、牧草はよく噛んでから飲み込むんやで。 おばちゃんとの約束や。
ご静聴有難うございました。
りょう □
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